
- 飛行中に墜落させちゃった!
- ドローンを修理に出したいけどどうすれば良いんだっけ?
- DJIはアフターサービスセンターがあったはず・・。
僕がDJIドローンを好んで購入する理由が、その徹底したアフターサービスにあります。
慎重にドローンを操縦していても、故障や墜落など万が一のアクシデントは起こってしまことはありますよね。このときばかりは大変絶望的な気持ちになるかもしれません。
しかし、安心してください!DJI JAPANが運営するアフターサービスセンターなら、あなたのドローンの点検や修理時にはとても心強い味方になってくれます。
そこで今回は、故障したDJIドローンの点検・修理を「DJIアフターサービスセンター」に依頼する手順と注意点を詳しく解説します(また、故障別に修理費用の目安も掲載中!)。
ぜひ、最後までお付き合いください。

目次
DJIドローンが故障したら?(アフターサービスセンター)

今すぐDJIアフターサービスセンターへ修理や点検を依頼する方法が知りたい方へ。
このまま記事を読み進めていただくか、「点検・修理の手順」をクリックすると、そのチャプターに今すぐ飛ぶことができます。
ドローンの操縦に関しては慎重に、そして正確に行う方がほとんどだと思います。
ですが、どんなに慎重にフライトさせても、またどんなにDJIドローンが優れていても、大切なドローンを故障させてしまうことはよくあることです。
さらに壁に接触させてしまったりプロペラが破損してしまったり・・などの些細な故障であれば、ドローンを購入したら何度と経験します(僕もよく故障させます)。

そんなときはかなり落ち込むかもしれませんが、「人や物に危害を与えなくて良かった」「自分のドローンだけの故障で良かった」と思うと、かなり前向きな気持ちになれます。
とは言っても、故障したからには愛しいドローンちゃんを修理させてあげる必要がありますね。
「DJIストア楽天市場店」などので購入したドローンであれば、実はアフターサービスを気軽に受けることができるをご存知でしたか?
DJIアフターサービスセンターとは?
アフターサービスセンターとは、DJIドローンを購入したユーザーが点検や修理などを依頼することにより受けられる、言わばカスタマーサポート(DJI JAPAN運営)のことです。
メールアドレス:support.jp@dji.com
○
販売代理店で購入したDJIドローンでも修理や点検はしてくれる?
DJIドローンは、公式ストアからの購入以外にも販売代理店経由で購入することが可能です。
そのためよく「代理店で購入したDJIドローンは、DJIアフターサービスセンターにて修理・点検をしてくれますか?」という質問を頂きます。
結論から先にお話すると、代理店経由で購入されたDJI製品(ドローンを含む)に関しては、代理店へ直接お問合わせをされる必要があります・・。
代理店からDJI本社へ連絡を入れ修理を行うようですから、通常の手順よりも日数・手数料ともに高くなってしまうようですね。
また、代理店によって対応の良し悪しもバラバラだとお聞きすることもあります。
代理店から購入される理由が特になければ、次回からは普通にDJI公式ストアまたは楽天市場ストアから購入された方が、(大きな声では言えませんが)良いかもしれませんね。
注意点:DJIドローンの外箱(ボックス)は必ず保管しておこう

余談ですがDJIドローンを購入された際は、必ず上のような外箱を保管して置かれることをおすすめします。
特にDJIアフターサービスセンターへ修理に出される場合は、当然ですがご自分でDJI日本事務所(神戸)へドローンを発送する必要がありますね。
そういった場合の梱包に大変便利なのが、DJIドローンの外箱です。
既に捨てられてしまった方は仕方がありませんが、ぜひ次回からは保管されておくと大変便利かと思います。
DJIアフターサービスセンターで点検・修理を依頼する場合のメリット&デメリット

上でも触れましたが、DJIアフターサービスセンターの対応は本当に優秀で、かなり安心感が持てます。
DJIは中国企業ではありますが、その辺の代理店よりも遥かにレベルの高い対応をしてくれますね。その理由は、やはり神戸にDJI Japan(日本事務所)を設置し、サポート業務を日本人スタッフが担当しているからでしょうか。
ただしデメリットもありますので、ここからはメリットとデメリットの両方をご説明します。

メリット:代理店よりも迅速・確実・割安!

まずメリットですが、DJIが直接運営をするアフターサービスセンターですから、対応が迅速かつ確実です。さらに他の代理店を一切通していませんので、当然ながら点検・修理費用は最安値ですね。
一方、代理店を経由して点検・修理をお願いすると、残念ながら勝手が違ってきます。
代理店を経由してしまうと・・
ユーザー ⇛ 販売代理店 ⇛ DJI ⇛ 販売代理店 ⇛ ユーザー
というように代理店を経由してしまうと、時間や費用ともに余計にかかってしまいます。
そのため、何度も言いますが(大きな声では言えませんが)、DJI公式ストアまたは楽天市場ストアから購入されることをおすすめします。
デメリット:メール対応のみなので緊急の依頼は難しい・・
ただし、DJIアフターサービスセンターにもデメリットが存在します。そのデメリットとは、「メール(support.jp@dji.com)対応のみ」だという点です。
残念ながら今のところ、修理・点検を依頼するのは全てメールだけでの対応となりますから、緊急の依頼は難しいですね。
ただしメール対応と言っても、DJIアフターサービスセンターからの返信は大変迅速で、お問合せをした当日もしくは翌営業日までには的確な返答があります。
かなり優秀な日本人スタッフの方がいらっしゃり、いつも感心してしまいますね(ありがとうございます!)。
DJIアフターサービスセンターへの評判・口コミ

ここでは、DJIドローン・ユーザーが感じた「アフターサービスセンター」の率直な感想をいくつかまとめてみました。対応が良かったとTwitterで投稿されている方をピックアップしています。
DJIでドローンを購入される際の参考にされてみてくださいね。
DJIアフターサービスセンターの評判と口コミを見る必要がない方は、そのまま読み飛ばして頂き「修理・点検を依頼する手順」をご覧ください。
MavicProのプロポどこかでぶつけたらしくダイヤルが回転しない状況に。
外的衝撃と記載した上でDJIに修理依頼をしたら、なんと無償で新しいプロポと交換していただけることに。
自身の中華企業のイメージが音を立てて崩れていく。もちろん良い意味で。 #dji #mavicpro— アンドージュン (@jun_antenna_wks) 2017年6月10日
※無償交換は僕の経験する限り、大変レアなケースです(通常は有償対応)。
先週、ドローンのパーツが飛行中に紛失していて近くの取扱店に連絡したら修理預かりで2万くらいかかると言われたので、直接DJI JAPANに連絡したところすぐにパーツを送料含めて無料で送ってきてくれました。
(=゚ω゚)ノDJIのサポートがよい! pic.twitter.com/XVi4otmtQ9
— Hiroto.Takezaki (@takepon_box) 2017年5月30日
※販売代理店によっては、大変好意的な対応をしてくださるお店もあります。
ドローンの修理10万くらいかかると思ってたら2万で済んで驚いてる。DJIさすが
— MIDORI(パルクールの人) (@tkafumi) 2017年6月21日
※修理費用で10万円も請求されるケースはかなり稀です(僕は聞いたことがありません)。
Mavic Pro 点検修理に出したら新品になって帰って来ました。DJI社のサポートに脱帽です。?? pic.twitter.com/iIkaCI3D5V
— SALATARO (@SALATARO2) 2017年6月22日
※点検・修理の際に新品で戻ってくるケースは、ドローンの破損・故障の程度によります。
DJIアフターサービスセンターにドローンの点検・修理を依頼する手順

ここからは、この記事の本題でもある「DJIアフターサービスセンターにドローンの点検と修理を依頼する手順」をまとめました。
実際の手順はかなり単純で、大きく分けて下の5つです。
- メール(support.jp@dji.com)もしくはコンタクトフォームより依頼する
- 返信メールに添付された専用シートを印刷し詳細を記載する
- 専用シートと故障した機体(または部品)を梱包してDJIアフターサービスセンターに発送する
- 点検後にメールされる「見積もり書」を確認後に同意の返信をする
- 修理完了後ドローンが返送される際に点検・修理費用を支払う
また、依頼に当たっての注意点として先に述べておきますが、DJIアフターサービスセンターで破損・故障したドローンを「点検してもらう」だけでも費用が発生します。
ただし代理店と違い小さな金額(だいたい1万円以内)ですので、ご安心くださいね。

①メールもしくはコンタクトフォームより依頼する

まずはじめに、DJIアフターサービスセンターに点検・修理依頼の旨、メールします(support.jp@dji.com)。もしくは上の写真のように、「DJIアフターサービスセンター」のページから、フォームに沿って入力します。
DJIアフターサービスセンターのフォームからお問合わせする場合は、フォームに沿って入力すれば問題ありません。
一方、メールにてお問合わせをされる場合は、以下の内容を記載ください。
- 氏名
- 製品名
- 電話番号
- 破損・故障の症状
※破損・故障した箇所の写真を添付されると、DJIよりさらに的確な返答を頂けます。
なお、以前まではメールのみでのお問合わせでしたが、現在は「DJIアフターサービスセンター」ページにあるフォームより入力される形でも問題ありません。
②返信メールに添付された専用シートを印刷し詳細を記載する
お問合わせ当日または翌営業日に、DJIアフターサービスセンターより返信があります。
メールに記載されてた情報に不備がなければ、返信メールに添付された「専用シート」に必要な情報を記載して印刷します(※不足部分があれば、メールのラリーが何度か続きます)
なお、自宅に印刷機(コピー機)がなければセブンイレブンなどのコンビニをご活用ください。
③専用シートと故障した機体(または部品)を梱包してDJIアフターサービスセンターに発送する

印刷した専用シートと破損または故障した機体(もしくは部品)を一緒に梱包し、DJIアフターサービスセンターに発送します。
梱包は上でも少し触れたように、DJIドローンを購入されたときに付いてきた外箱を活用すると大変便利です。
なお、DJIアフターサービスセンターへの発送は、郵便局・ヤマト運輸・佐川急便など特に指定はありませんので、お近くの店舗にてお手続きをされてください。
※当然ですが、「送料」は元払い(つまりご自身で支払う必要があります)。
④点検後にメールされる「見積もり書」を確認後に同意の返信をする
発送されました破損・故障したドローンがDJIアフターサービスセンターに到着後、先ずは数日間かけて点検作業に入ります。
症状の程度にもよりますが、点検の日数は最大1週間程度ですね。
多くの場合、3〜4営業日もあれば点検が完了している様子です。点検が完了後、DJIアフターサービスセンターより「見積もり書」がメールにて添付されます。
その内容に不備・不満がなければ、修理を「同意」する旨をメールにて返信してください。
※なお、見積書の形式は英語になっていますが、日本人スタッフが当然ですが日本語にて案内してくれます。
注意点:点検費用は必ず発生します!

見積書を確認する際の注意点として、(上でも軽く触れましたが)点検をお願いした段階で既に「点検費用」が発生しています。
この点検費用は、必ず支払う必要がある料金ですね。
DJIアフターサービスセンターの点検は大変優秀で、ご自分が把握している点以外でも何か破損または故障などがないかどうかも、入念にチェックしてくれています。
⑤修理完了後ドローンが返送される際に点検・修理費用を支払う
損傷・故障したご自分のドローンの修理が完了すると、DJIアフターサービスセンターより完了および返送をした旨のメールが届きます。
修理に必要な日数は、症状の程度にもよります(1ヶ月以内というのが多いようですね)。
ご自宅にてDJIアフターサービスセンターから返送された修理済みのドローンを受け取ったら、その場で配送業者さんに修理費用+配送料を支払います。
- 点検・修理費用は代引きで、受取時に現金支払い
- 送料+代引き手数料がかかる(約2,000円前後)
以上が、DJIアフターサービスセンターに点検・修理を依頼して、受け取るまでの手順です。
修理後のDJIドローンが受け取ったら必ずやるべきこと

最後に修理後のDJIドローンを受け取った後に、必ずやっておくべきことを記載します。
破損・損傷の程度によって修理時に「本体製品番号(シリアル番号)」が変更する場合があります。そのため、本体製品番号が変更している場合は、必ず再度DJI(無償付帯)賠償責任保険への再加入手続きを行ってください。
当然ですが保険への再加入手続きが必要な場合は、DJIアフターサービスセンターより「保険登録情報の変更手続きについて」という書面が、修理後のドローンと一緒に送られてきます。
なお、本体製品番号の変更がない場合は、DJIドローン保険への再加入手続きは必要ありません。
以下の記事では、DJI無償付帯賠償責任保険をはじめ、3つのドローン保険の違いからメリット・デメリットまでを詳しく解説しています。
まとめ

今回の記事では、DJIドローンを破損・故障させてしまった際に、DJIアフターサービスセンターへ点検・修理を依頼する手順について詳しく書いてみました。
まとめとして最後にもう一度、依頼する手順を箇条書きで掲載します。
- メール(support.jp@dji.com)もしくはコンタクトフォームより依頼する
- 返信メールに添付された専用シートを印刷し詳細を記載する
- 専用シートと故障した機体(または部品)を梱包してDJIアフターサービスセンターに発送する
- 点検後にメールされる「見積もり書」を確認後に同意の返信をする
- 修理完了後ドローンが返送される際に点検・修理費用を支払う
なお、何度も言いますが(大きい声では言えませんが)、販売代理店から購入された場合の点検・修理費用または完了日数は大幅に異なることがあります。
そのため僕は必ず、DJI公式 楽天市場ストアにてドローンを購入するようにしていますね。