
コンパクト&ハイスペックな高性能ドローンとして人気に火がつき始めているMavic Pro。小さいサイズと携帯性の高さから、DJIドローンユーザーが増えるきっかけにもなりました。
2016年(昨年)の販売でしたが、既に市民権を得るほど売れています。
そこで今回は僕も大好きなMavic Proについてレビューしてみました。また、DJIで不動の人気を誇るファントムシリーズ・ファントム4 プロとファントム4 アドバンスともあわせて比較しています。
ぜひ、最後までお付き合いください。

目次
Mavic Proのスペック比較表
![]() Mavic Pro |
|
価格 | 129,000円〜 |
最大飛行時間 | 27分 |
最大解像度 | 1,235万画素 |
動画クオリティ | 4K |
特記事項 | コンパクト&ハイスペック |
DJIゴーグル | OK |
最大伝送距離 | 4km |
対角寸法 | 33.5cm(折りたたみ時:19.8cm) |
重量 | 734g |
(初心者への)おすすめ度 | ★★★★☆ |
上の表は、Mavic Proのスペック比較表です。前提条件として、「自動ホバリング」「GPS自動位置補正」「リターントゥーホーム機能」などの基本機能は全て備わっています。
Mavic Proはコンパクト&ハイスペックな高性能ドローンとして2016年に発売されましたが、発売当社の反響は凄まじいものがあり一時品切れ状態になったほどです(現在は在庫アリ)。
実際、このMavic Proの発売を期に、DJIドローンユーザーになったという方は多いですね。

Mavic Proの優れている点(メリット)は下で詳しく触れていますが、Mavic Proの素晴らしい点を端的に言うと「ファントム4 プロの性能はそのままに、コンパクト性が格段に増した」ところです。
コンパクト(折りたたみ時はペットボトルとほぼ同サイズ)にも関わらず、4K動画に対応し最大飛行時間は驚異の27分です。
軽量であるために強風には少し弱いですが、コンパクトな機体に1方向(前方)障害物検知センサーが付いているのは素晴らしいですね。
ですが、(※あくまで「ファントム4 プロ」と比較した場合)安全性の観点に重点を置いた評価をすると(初心者への)おすすめ度を「★★★★☆(4つ星)」にしました。
※もちろんコンパクトでかつ4K動画に対応したドローンにおいて言えば、Mavic Proを越えるドローンは現在(2017年4月)のところ存在していません。
価格の安さに重点を置いて評価をすると、Mavic Proの(初心者への)おすすめ度は「★★★★★(5つ星)」ですね。

DJI Mavic Pro「標準セット」の同梱物と価格


- 機体(インテリジェント・フライト・バッテリー、インバルカバーを含む)
- 送信機
- 充電器
- 電源ケーブル
- プロペラ(ペア)
- ジンバルクランプ
- マイクロSDカード(16GB)
- マイクロUSBケーブル
- RCケーブル
- RCケーブルスライダー
- マニュアル
▼ Mavic Pro「標準セット(129,800円)」の同梱物
DJI Mavic Pro「フライモアコンボ」の同梱物と価格


- 機体(インテリジェント・フライト・バッテリー、インバルカバーを含む)
- 送信機
- 充電器
- 電源ケーブル
- プロペラ(ペア)
- ジンバルクランプ
- マイクロSDカード(16GB)
- マイクロUSBケーブル
- RCケーブル
- RCケーブルスライダー
- マニュアル
- 予備バッテリー ×2
- バッテリー充電ハブ
- カーチャージャー
- バッテリーパワーバンクアダプター
- ショルダーバッグ
▼ Mavic Pro「フライモアコンボ(169,800円)」の同梱物
※標準セットとFly Moreセットの価格は、2017年7月現在のもとなりますので、詳しくは各リンクから最新情報をご確認ください。
Mavic Proを購入前に大変悩むFly Moreコンボと標準セットの違いについて書いてみました。また、周辺アクセサリー情報も詳しくレビューしていますので、あわせてご確認ください。
DJI Mavic Proが優れている点(メリット)

上ではMavic Proの全体的な評価をサラッと書きましたが、ここからは具体的にMavic Proの優れている点(メリット)を5つピックアップしてご紹介します。
DJI Mavic Proは間違いなく、ドローン業界の常識を根底から覆した革新的なドローンですね。
①折りたたみ式のコンパクト性

Mavic Proが発売当初から人気が高い理由は、そのコンパクト性にあります。Mavic Proは折りたたみ式になっていて、折りたたんでしまえば500mlペットボトルと同じくらいのサイズですね。
これを見たときは僕も震えました。それは今までファントムシリーズに匹敵する高性能ドローンで、ここまでコンパクトで携帯性に優れたドローンを見たことがなかったからです。
また、折りたたみ式になったことで、Mavic Proはリュックサックの中に入れておくことができますし、「専用ショルダーバッグ」なら小さくて、どこへでも気軽に持ち運べるようになりました。
②高精度な自動「帰還」モード(リターントゥーホーム)
Mavic Proには、ファントム4 プロなどにも採用されている「リターントゥーホーム」機能が搭載されています。
通称「自動帰還モード」とは、ボタン1つで自動的に元の位置(つまりドローンを飛ばした位置)まで帰還してくれる機能のことです。
上の動画でも紹介されていますが、Mavic Proのリターントゥーホーム機能の精度はかなり高いです(※条件にもよりますが誤差10cmほど!)。
精度で言えばファントム4 プロに匹敵するか、もしかするとそれ以上かもしれませんね。
③進行方向障害物検知センサーを搭載

Mavic proはコンパクト性が売りであると思われていますが、実は上でも書いた「リターントゥーホーム」機能など、性能に関してはファントムシリーズに匹敵するほど優秀です。
リターントゥーホーム機能だけではなく障害物検知センサーの搭載など、僕の持っている「Phantom 3 Standard」をはるかに超えてしまっていますね・・。
ドローンを操縦するときは基本的に前方を向けて飛行させますから、Mavic Proの前方障害物検知センサーはDJIドローン初心者にとっては、かなり重要な役目を果たしてくれます。
安全飛行(フライト)第一!
④長時間飛行(フライト)を実現

Mavic Proで僕が衝撃を受けたのがコンパクト性の他にもう1つありました。それがこの小さな機体で27分間という長時間フライトを実現したことです。
サイズが一回りも二回りも大きい「ファントム4 プロ」でさえ、最大飛行時間は30分間です。
それを考えると、折りたためば500mlペットボトルサイズになってしまうMavic Proが27分もの飛行(空撮)ができることは、まさに革新的と言って間違いありませんね。
DJIの技術力の高さには、本当に驚かされるばかりです。
⑤圧倒的な4K動画クオリティ
最後に僕が最も紹介したいMavic Proの優れている点(メリット)が、圧倒的な4K動画のクオリティです。
上の動画で紹介しているように、コンパクトボディーでここまで美しい4K動画を撮影できればもはや一眼レフカメラレベルかもしれません。ファントムシリーズに劣らない素晴らしい映像美ですね。
ちなみに、Mavic Proのカメラ(写真)撮影も1,235万画素と申し分ない高クオリティです。
DJI Goggles(ゴーグル)に繋げればドローン視点を楽しめる!

いよいよ発売されたDJI Goggles(ゴーグル)ですが、以前から言われていた通りMavic Proに接続することが可能です。Mavi Proの視点で上空からリアルタイムに街並みを見下ろせますから、本当に素晴らしい景色が広がっているはずですね。
またMavic ProとDJI Goggles(ゴーグル)のコンビネーションは、今後のドローンレースなどにますます採用されていくと予想されています。
DJIドローンと無線接続し、ドローン視点の映像を楽しめる技術のことです。1台のDJIドローンに最大4つのDJI Goggles(ゴーグル)を同時に接続することもできるため、リアルタイムでお友だちと映像の共有が可能です。
詳しいレビューや在庫状況などは、下の記事もあわせてご参考にされてください。
DJI Mavic Proとファントム4 プロならどっちがおすすめ?

Mavic Proと比較の対象としてよく挙げられるのが、ファントムシリーズの最新ドローンであるファントム4 プロかもしれません。ファントム4 プロには5方向障害物検知センサーが搭載され、現在最も安全性の高いドローンと言われています。
ファントム4 プロはファントム4シリーズの中で1番僕が大好きなドローンですが、Mavic Proとファントム4 プロを比較すると、どちらの方が優れているでしょうか?
一見、スペックだけを見るとMavic Proとファントム4 プロは同じように見えますが、実は決定的な違いがあります。

DJI Mavic Proはアクティブなユーザー向け

Mavic Proの決めては上でも何度も書いていますが、やはりサイズ感にあります。コンパクトで携帯性に優れているのに、さらにハイスペックである点はMavic Proを置いて他にありません。
しかも折りたたみ式になっていて、折りたたんでしまえば500mlペットボトルとほぼ同サイズという小ささには、発表当初は本当に驚いてしまいました。
コンパクトなサイズですから、Mavic Proは主にドローンを日常的に持ち歩きたいユーザーや旅行やキャンプに積極的なアクティブユーザーにおすすめですね。
Mavic Proは、まさにドローン空撮の常識を変えてしまったコンパクト&ハイスペックなドローンです。
ファントム4 プロは安全第一なユーザー向け
一方のファントム4 プロが素晴らしい点は、やはり5方向障害物検知センサーにあります。この5方向障害物検知センサーが搭載されたことにより、DJIドローンの安全性はさらに向上されました。
特に屋外などの狭い場所での操縦時に、前後左右の障害物を検知し自動で回避してくれますので、プロポ(ドローンのコントローラー)の操縦に慣れない初心者にとってはかなり安心して操縦ができます。
ファントム4 プロは、現在において安全性が最も高いドローンですから、DJIドローンを初めて購入される初心者にとって最善のドローンと言えますね。
金額が少し高いところがデメリットですが、安全性を第一に考えるユーザーにはかなりおすすめのドローンです。
DJI Mavic Pro(マビックプロ)のレビューと評価

ここからは、「Mavic Pro」のレビューと評価をしていきます。Mavic Proは4K動画に対応し、最大飛行時間が27分というハイスペックドローンです。
価格も他の新型DJIドローンに比べて圧倒的に安く、最新DJIドローンにも関わらず10万円台と驚くほどの価格帯を実現しました。
メリット:折りたためば500mlペットボトルサイズ
Mavic Proの最大のメリットは、上で何度も書いていますが間違いなくそのサイズ感にあります。折りたためば500mlペットボトルほど小さくなるハイスペックなドローンは、現在のところMavic Pro以外に考えられません。
またコンパクト性の他にも4つだけ、Mavic Proの主要技術を上で書きましたので、以下に簡単にまとめておきますね。
- コンパクト性(折りたたみ式)
- リターントゥーホーム機能
- 進行方向障害物検知センサー
- 最大飛行時間27分
- 圧倒的な4K動画(空撮)
Mavic Proはファントム4 プロの廉価版なんかではありません。むしろファントム4 プロの性能をそのままに、サイズだけをコンパクトにしたハイスペックドローンです。
デメリット:コンパクトすぎて強風に少し弱い・・
最後にMavic Proのデメリットについてですが、ファントムシリーズなどと比較すると機体がかなりコンパクトで重量も軽い(約700g)ですから、強風には少し弱いですね。
もちろん強風だとファントムシリーズでさえ風に揺らされますが、Mavic Proはかなり強く揺らされると思っておいた方が良いです。
ただし、風速10m/s以下程度の普通の日であればMavic Proを飛行させてもほとんど問題ありません(風速10m/sを越えるとファントムシリーズでもかなりキツいですが・・)。
まとめ

![]() Mavic Pro |
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価格 | 129,000円〜 |
最大飛行時間 | 27分 |
特記事項 | コンパクト&ハイスペック |
DJIゴーグル | OK |
(初心者への)おすすめ度 | ★★★★☆ |
今回の記事では、Mavic Proについて詳しくレビューしてみました。Mavic Proを表すキーワードは、「コンパクト」「ハイスペック」そして「価格の安さ」ですね。
Mavic Proがここまで流行っている理由は、携帯性に優れ(持ち運びに適したサイズ)とスタイリッシュな作りにさらに安さが加わったことにあります。僕はMavic Proを見たときに、その格好良さに震えました。ただし、小さいからこそ少しだけ強風に弱いのがデメリットですね。
僕の結論としては、特にファントム3などの旧型ドローンから乗り換えを検討している既存ユーザーにおすすめしたいドローンです。
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