
前情報なく突然の発表&発売だったMavic Pro Platinum(マビックプロ プラチナ)。Mavi Proの後継機として、かなり大きな進化を遂げています。
その進化は素晴らしく最大飛行時間は30分間に延長されました。まさに2017年における最高峰ドローンと言って間違いありません。
そこで今回はマビックプロ プラチナについてレビューしてみました。また、昨年発売され今現在も爆発的な人気を誇る旧型「Maic Pro」ともあわせて比較しています。
ぜひ、最後までお付き合いください。

目次
「DJI Mavic Platinum(プラチナ)」発表!最新情報まとめ
(※上は旧型Mavic Proの公式紹介動画です。上の▶再生マークを押してご覧ください!)
2017年9月1日(金)にドイツ・ベルリンで開催中のIFA 2017にて、DJI Mavic Pro待望の最新ドローン「Mavic Pro Platinum(マビックプロ・プラチナ)」が発表されました。
前情報の一切ない状態での発表でしたから、このニュースを見たときは大変な衝撃でしたね。
対角寸法および重量は旧タイプのMavic Proから変更ありませんが、最大飛行時間が驚異の30分(Mavic Proは27分)に延長されました。
飛行時間30分というのは上位機種であるPhantom 4 Proと同等レベルですから、2017年における最高峰ドローンの1つと言って間違いありません。
Mavic Pro Platinumの機体ボディー色はMavic Proから変化ありませんが、形状が洗練された「流線型フォルムに」若干変化しています。
その結果、従来のMavic Proに比べて離着陸時のノイズを最大4ddB(60%)も低減することに成功しました。
Mavic Proの後継機であって、それでいて全く新しいドローンと言っても良いレベルの仕上がりに、既に多くのDJIドローンユーザーから注目されています。

Mavic Pro Platinum「標準セット」の同梱物と価格

- 機体(インテリジェント・フライト・バッテリー、インバルカバーを含む)
- 送信機
- 充電器
- 電源ケーブル
- プロペラ(ペア)
- ジンバルカバー
- ジンバルクランプ
- マイクロSDカード(16GB)
- マイクロUSBケーブル
- RCケーブル
- RCケーブルスライダー
- マニュアル
▼ Mavic Pro Platinum「標準セット(144,800円)」の同梱物
Mavic Pro Platinum「コンボセット」の同梱物と価格

- 機体(インテリジェント・フライト・バッテリー、インバルカバーを含む)
- 送信機
- 充電器
- 電源ケーブル
- プロペラ(ペア)
- ジンバルカバー
- ジンバルクランプ
- マイクロSDカード(16GB)
- マイクロUSBケーブル
- RCケーブル
- RCケーブルスライダー
- マニュアル
- 予備バッテリー ×2
- バッテリー充電ハブ
- カーチャージャー
- バッテリーパワーバンクアダプター
- ショルダーバッグ
▼ Mavic Pro Platinum「コンボセット(184,800円)」の同梱物
※標準セットとComboセットの価格は、2017年12月現在のもとなりますので、詳しくは各リンクから最新情報をご確認ください。
Mavic Pro PlatinumとMavic Proのスペック比較表
![]() Mavic Pro Platinum |
![]() Mavic Pro |
|
価格 | 144,800円〜 | 129,000円〜 |
最大飛行時間 | 30分 | 27分 |
最大解像度 | 1,235万画素 | |
動画クオリティ | 4K | |
特記事項 | 飛行ノイズ低減(最大60%) | コンパクト&ハイスペック |
DJI Goggles | OK | |
最大伝送距離 | 4km | |
対角寸法 | 33.5cm(折りたたみ時:19.8cm) | |
重量 | 734g | |
(初心者への)おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
上の表は、Mavic Pro PlatinumとMavic Proとのスペック比較表です。前提条件として、「自動ホバリング」「GPS自動位置補正」「リターントゥーホーム機能」などの基本機能は全て備わっています。
こうしてスペック比較表にしてみるとよく分かりますが、性能に関しては両ドローンともに高性能(4K動画撮影対応)かつ対角寸法と重量に違いはありません。
しかし、圧倒的に進化を遂げたのは最大飛行時間です。
旧型Mavic Proの最大飛行時間は27分なのに対し、新型Mavic Pro Platinumの最大飛行時間は30分ですね。
さらに離着陸時のノイズを最大4ddB(60%)も低減していますから、特に操縦に慣れていない初心者の方にとっては大きな進化と言えます(※ドローンは離着陸時、特に狭い場所での離陸時の操縦が最も難しいです)。
以上のことから安全面を最も評価し、Mavic Pro Platinumの(初心者への)おすすめ度を「★★★★★(5つ星)」にさせていただきました。
安全性で購入するならMavic Pro Platinumが最もおすすめ

ドローンの操縦は、旧時代のラジコンに比べると格段と操縦が簡単になりました。
特にDJIドローンは、「自動ホバリング」「GPS自動位置補正」「リターントゥーホーム機能」などの機能を実装したことにより、他のドローンよりもさらに簡単に操縦できます。
しかし離着陸時は風の影響を受けやすく、特に狭い場所や強風時の離陸はプロの操縦士であっても難しいとされていますから、初心者の方にとってはなおさらですね。
そのため、離着陸時のノイズを最大60%の低減を実現したMavic Pro Platinumは、初めてドローンを操縦する方にこそおすすめしたい機体です。
▼ Mavic Pro Platinum:標準セット┃コンボセット
価格で検討するならMavic Proがベストチョイス

一方、旧型Mavic Proは価格面から総合すると大変オトクなドローンと言えます。
Mavic Pro「標準セット」で129,800円(税込)で、予備バッテリーや専用ショルダーバッグの付いたフライモアコンボであっても169,000円(税込)と大変リーズナブルな価格帯ですね。
さらに4K動画撮影に対応し、最大飛行時間は他の小型ドローンを圧倒する27分。
そのため価格面から購入を検討されるならば、Mavic Proはコストパフォーマンスが抜群に高いドローンだと言えますね。
DJI Goggles(ゴーグル)に繋げればドローン視点を楽しめる!

ドローン視点での映像を楽しめる人気のDJI Goggles(ゴーグル)ですが、当然Mavic Pro Platinumに接続することが可能です。Mavic Pro Platinumの視点で上空からリアルタイムに街並みを見下ろしたら、たいへん気持の良いこと間違いなしですね。
またMavic Pro Platinum(旧型Mavic Proを含む)とDJI Gogglesのコンビネーションは、今後のドローンレースなどにますます採用されていくと予想されています。
DJIドローンと無線接続し、ドローン視点の映像を楽しめる技術のことです。1台のDJIドローンに最大4つのDJI Goggles(ゴーグル)を同時に接続することもできるため、リアルタイムでお友だちと映像の共有が可能です。
詳しいレビューや在庫状況などは、下の記事もあわせてご参考にされてください。
【レビューと評価】Mavic Pro Platinumが少し残念なところ(メリット)

「Mavic Pro Platinum(マビックプロ・プラチナ)」最大のデメリットと言えば、やや高い価格設定ではしょうか。標準セットで144,800(税込)ですから、旧型Mavic Proと比較すると15,000円ほど違いますね。
しかし逆に、たったの15,000円をプラスするだけで飛行時間30分(その差3分)と離着陸時の安全性が向上すると考えれば、決して高い買い物だとは言えません。
この辺は、ぜひお財布とご相談されてください。
そしてもう1つのデメリットが、機体の軽さにあります。本来、機体の軽さはコンパクト性や持ち運びの観点から言えばメリットです。
ですがPhantom(ファントム)シリーズよりも軽いですから、少なからずPhantom以上に風の抵抗を受けてしまうことは事実ですね(※最も風速10m/sを越えるような状況下であれば、Phantomシリーズであってもかなりキツいです)。
以上のデメリットはありますが、Mavic Pro Platinumは総合して大変素晴らしいドローンです。
▼ Mavic Pro Platinum:標準セット┃コンボセット
【レビューと評価】Mavic Pro Platinumが優れている点(メリット)

次にMavic Pro Platinumが優れている点をご紹介しますが、上で何度も書いたようにメリットは「①飛行時間の延長」と「②飛行ノイズ低減」の2点ですね。
Mavic ProはDJI史上で最も人気が高いドローンの1つですから、これらの機能を向上させたことによりさらに人気が高まるだろうと見ています。
なお、旧型Mavic Proと同じく「コンパクトな折りたたみ式」「自動帰還モード」「進行方向障害物検知センサー」などのメリットは、しっかりと受け継いでいます。
ではMavic Pro Platinumに、新たに搭載されたメリットを詳しく見てみましょう。

最大飛行時間30分
新しい航空力学デザインを採用することにより、Mavic Pro Platinumの最大飛行時間は30分に延長されました。これは旧型Mavic Proから、実に3分も延長されたことになります。
飛行時間30分と言うと、一回りも二回りも大きい機体であるPhantomシリーズの最新機種と同等レベルですから、Mavic Pro Platinumのサイズ感でこの飛行時間を実現させたのには、ただただ驚くばかりです。
最大60%の飛行ノイズ低減

Mavic Pro Platinumから新しく採用された「FOC正弦波ドライバーESC」と「8331プロペラ」によって、離着陸時のノイズを最大60%(4dB)も低減することに成功しています。
この技術によって、上のように30分もの飛行時間を実現しました。
また飛行時間だけでなくノイズ低減における最大のメリットは、スムーズな離着陸にあります。特に離陸時は風や場所の影響を大きく受け、プロの操縦士であっても困難な状況によっては操縦を誤ることもありますね。
ですから初心者の方にとって、このノイズ低減は大変重要な機能だと言えそうです。
まとめ

![]() Mavic Pro Platinum |
|
価格 | 144,800円〜 |
最大飛行時間 | 30分 |
特記事項 | 飛行ノイズ低減(最大60%) |
DJI Goggles | OK |
(初心者への)おすすめ度 | ★★★★★ |
今回の記事では、Mavic Pro Platinumについて詳しくレビューしてみました。旧型Mavic Proから進化した点は、「最大飛行時間30分への延長」と「飛行ノイズ最大60%の低減」ですね。
Mavic Proがここまで流行っている理由は、携帯性に優れ(持ち運びに適したサイズ)とスタイリッシュな作りにさらに安さが加わったことにあります。そしてサイズ感はそのままに、大きなメリットを2つ増やし発売されたMavic Pro Platinumによって、さらにMavic Pro人気が高まること間違いなさそうですね。
僕の結論としては、旧型Mavic Proからの乗り換え目的ならばメリットは少ないですが、新しくドローンを購入する方または既にPhantomシリーズを持っている方の2機目のドローンとしておすすめしたいです。
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